限られたスペースを活用したセミオープンスタイルのお庭です。オリジナルの白いラティスフェンスとグリーンを効果的に配置することで、明るく爽やかな雰囲気を目指しました。
フェンスが網目になっているので圧迫感もなく狭い空間でも開放感を演出することができます。また、縁側腰掛を設置して高低差をつけているので、ここに寄せ植えを置いて季節の花を楽しむのもおすすめです。
落葉樹のトネリコの木の植え込みの横にはユーカリの枕木を置き、散水栓をさりげなくカバーしています。枕木のダークブラウンの色はお庭全体を引き締める役割を持ち、洗練された印象に仕上がっています。
お庭までのアプローチに乱形石とサクラ色のピンコロ石を埋め込み、さらに通路にカーブをつけることによりお庭のスペースがより広く感じられるように設計しました。乱形石の間には宿根草を植え込んでいるので、成長とともにさらに緑が映えるお庭になってくることでしょう。
トネリコの奥には春に白い花を咲かせ初夏に甘酸っぱい実が収穫できるジューンベリーを。そして、秋になると紅葉するシャラノキ（ナツツバキ）やエゴノキを植え込んでいますので、四季折々の眺めを楽しむことができます。